お抱え絵師からは生まれなかったであろう、当時としては型破りな作品が並ぶ。6人の絵師と作品が紹介されるが、絵図の点数の多さ、それぞれの鑑賞ポイントの確かさは初心者にも充分楽しめる内容で、それが本書の息の長さに繋がっていると思う。グロテスクさを含むインパクトある絵が、幕府を批判しない限り、認められ受け入れられてきた事に、江戸期の豊穣さを感じもした。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
文化・スポーツ
- 感想投稿日 : 2019年5月18日
- 読了日 : 2019年5月18日
- 本棚登録日 : 2019年5月18日
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