間違いだらけの少年サッカー 残念な指導者と親が未来を潰す (光文社新書)

著者 :
  • 光文社 (2015年10月15日発売)
3.31
  • (1)
  • (9)
  • (14)
  • (1)
  • (1)
本棚登録 : 75
感想 : 12
3

日本において、野球とサッカー、何が大きく違うかといえば、サッカーは他国との比較が可能という点。プロ発足以来サッカーのレベルが上がったことは、国際大会の結果で明らかだが、そこで止まっているのも国際大会の結果から明らか。その原因を、本書は育成現場の誤りに求めていて、ややステレオタイプな批判に終始はするものの、若年代の伸び悩みという結果が出ている以上、説得力がある。指導者の質の低さが根本原因とはいえ、現在の指導者層は現役時代まだレベルの低い頃の選手。国際舞台の惨敗という結果を真摯に受け止め、徐々に軌道修正していきながら世代交代を経ないと、文化は中々変わらないかも。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 文化・スポーツ
感想投稿日 : 2015年12月12日
読了日 : 2015年12月12日
本棚登録日 : 2015年12月12日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする