蔓の端々 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (2003年4月15日発売)
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本棚登録 : 86
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 織部派vs守口派、政争に次ぐ政争。暗殺、上意、みんな偽り。騙され死んでゆくものは下級の者ばかり。瓜生禎蔵と幼馴染みの八重、剣友の黒崎礼助の生き様を描いた445頁の大作。乙川優三郎さんの作品は、ラストで一気に盛り上がります。礼助を斬るため新発田に来た貞蔵は八重と会い・・・。「蔓の端々(つるのはしばし)」、2000.4刊行、2003.4文庫。「明日のことが考えられなくなったら人間は仕舞い。生きている間は明日を見て暮らす」国に帰る貞蔵は、ひさと共に明日を生きられるのか!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 時代物
感想投稿日 : 2023年11月26日
読了日 : 2023年11月26日
本棚登録日 : 2023年11月26日

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