週40時間の自由をつくる 超時間術

  • 実務教育出版 (2018年3月30日発売)
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2018年出版の本だが古さを感じない。

「時間が足りない」と思うのは思い込み。
原因は①目標のぶつかり合いで生まれる不安
②時間が細切れになったせいで起きるストレス。

対処法はゆっくり呼吸することで、「時間がない」という感覚が和らぎます。



第1章時間にまつわる3つの勘違い

間違い①物理的な時間がない

・週40時間余らせている
☆忙しい→活動的、活発的などの言葉を使うと
     成績がアップ


②やるべきことが多すぎる

・人は退屈を嫌う
 水からやるべきことを作り出して
 手軽に安心感を得ている。

・やるべきことが多いと生産性は下がる
 行動を絞り込む


③忙しい人ほど仕事ができる


→「時間がない」と感じるのは
時間感覚のゆがみが原因
ゆがみを糺せば物理的な時間も増えていく



第2章時間感覚を正す7つのステップ

フィックス1ゴールコンフリクトを正す

・目標(ゴール)が衝突(コンフリクト)しあった状態こそ時間不足の間隔を生み出す最大の原因

…時間に関する目標でなくても
 ゴールコンフリクトは起きる

(例 運動したいけれど仕事がある(時間の問題)
  貯金したいけれど欲しいものもある(お金の問題)
↑どちらも時間感覚は歪み始める)



ゴールコンフリクト
よくある例と対策

①わかっているけれどやらない
 →やるしかない環境に自分を追い込む

・減らしたい行動→実行に必要な手間を増やす
・増やしたい行動→実行に必要な手間を減らす
・もっと増やしたい行動→完全自動化する


②思い込み
→セルフ・ディスダンシング

(友だちが自分と同じコンフリクトに悩んでいると想像して、頭の中でアドバイスする)


→メンタル・タイムトラベル

(この問題が未来にはどうなっているか?と
想像する)

③無知

→知的謙虚

(自分の知識はどこまでが限界なのか?を
しっかり把握してできている状態)

・明確化の質問
問題の具体的なゴールはなんだろう?


・前提の質問
問題についてわかってない事はなんだろう?


・証拠の質問
今の答えを事実だと考えた理由はなんだろう?


・起源の質問
今の自分の考え方やアイデアは
どこから得たものだろう?


・結果の質問
問題を試したら、
どんな効果があるのだろう?


・視点の質問
他の人はこの問題にどう答えるだろう?

・仮定の質問
今の答えの代わりに、
どんな答えが考えられるだろう?





フィックス2時間汚染を防げ

時間が細切れになったかのように思い込み、
常に時間に追われているように感じてしまうこと
(時間汚染)


・タスクシフト

時間を決めてやる
時間が来たら必ず作業を切り上げる


・マルチタスク

基本的に生産性が落ちるので×

ただし、慣れきった家事や事務、
シンプルな運動(ランニング、ウォーキングなど)と
全く違った能力を使うのならば○



フィックス3呼吸を変える





フィックス4リフレーミング

リフレーミング
感情のラベリング


フィックス5親切

フィックス6スモールゴール

フィックス7自然


第4章職場の「時間汚染」に打ち勝つ働き方


・通勤時間が長いと
生産性を下げる
離婚率が40%高くなる(45分超えると)
運動と睡眠が減り、体脂肪率が増える

・自転車通勤は電車やバスより
 30%ストレスが少ない

・在宅勤務○

・通勤のストレスに強い人…目的意識をもてる

・インターバル読書○(頭の中で要約しながは読む)




・やばい組織に共通する要素ランキング

5位業績が不安定   
4位組織内の不公平
3位仕事の責任が重すぎる
2位仕事がない
1位仕事とプライベートの混同


・メンタルを病まない組織の条件
①多様性(性格、性別)
②ソーシャルサポート(安心して働ける?)
Google○

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年10月7日
読了日 : 2022年10月29日
本棚登録日 : 2022年10月7日

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