ミルハウザーの第三短篇集らしい。収録作12篇つづめれば同じような話、後半はリライトの繰り返しかと思った。硬質な回りくどい文章は訳文ゆえなのか原文がそうなのか私はわからない。メランコリックな叙情の際立ちに効果的なのかもしれない。でも私はもっと柔らかい月の光を身に浴びたいと思う。そのほうがゾッとする、闇のカーニヴァルでは。以前著者の別作品を読んだ時も同様のことを感じた。好みの問題か。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
アメリカ文学
- 感想投稿日 : 2014年1月7日
- 読了日 : 2012年8月25日
- 本棚登録日 : 2014年1月7日
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