人形遣いの無意識の中の意識を託された七つの人形。心に刺さった氷のカケラを溶かしていくムーシュの純真無垢。その美しい恋物語。人はみな自分の知らない自分を隠し持っている。誰だって多重人格になりうる。ギャリコの人間へのやさしい愛情と訳者矢川澄子の化学反応による上質なメルヒェン。「でも、僕らって誰なんだ?」
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
アメリカ文学
- 感想投稿日 : 2013年12月27日
- 読了日 : 2009年5月30日
- 本棚登録日 : 2013年12月27日
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