昭和66年に裏金11億円を仲間とともに強奪するところから始まるピカレスクハードボイルド.はじめに犯罪があって犯人がだんだん心理的に追い詰められるところは「刑事コロンボ」に少し似ている.昭和の世相を表すためと思われるが主人公は政治や音楽には「全く興味がな」く「文化的なことと縁のない」人間であるにもかかわらずその時の流行歌や政治ニュースがやたら出てくる.また偶然に出会うのが多すぎる.お話だから仕方がないけど.
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ハードボイルド
- 感想投稿日 : 2015年9月14日
- 読了日 : 2015年9月14日
- 本棚登録日 : 2015年9月14日
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