楽園の蛇 神様も知らない2 (キャラ文庫)

著者 :
  • 徳間書店 (2013年1月26日発売)
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本棚登録 : 128
感想 : 13
5

「神様も知らない」の続きですが、一巻はこの話の序章であり、全ては佐季という人物を巡る物語なのではないかと思うほど、彼の生い立ちから現在に至るまでその妖しい魅力に引き込まれる。「白夜行」を思わせるストーリー構成と、夜の太陽の下を終わりのない出口に向かって歩いているような絶望感。暗いけどBLというのを忘れてしまうくらいどっぷりハマれる世界観で私は好き。
愛情という名の依存に縛られている司と愛情をも利用しようとする佐季、太陽のような明るさで初めて司に感情を与える慧介と佐季に取り憑かれ追う刑事流。彼らの愛情のベクトルがどう向かうのか、事件の点と点がどう繋がるのか、その時に光はあるのか、気になる点がいっぱいで三巻に続きます…orz

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: BL小説
感想投稿日 : 2013年5月25日
読了日 : 2013年5月25日
本棚登録日 : 2013年5月16日

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