パブリックスクール: -群れを出た小鳥- (キャラ文庫 ひ 3-7)

著者 :
  • 徳間書店 (2015年11月27日発売)
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感想 : 18

それで、後編。大体「健気(そして自己評価低い)受」は、与えてもらう愛情に気づけず、こっちがイライラするほど自分のことを相手が好きなはずないとか愛情をねじれて受け取って…ってパターンが多い気がする。それって結局真ん中が「自分」だからだよね、相手に愛情を要求する受け身な姿勢だよね、っていうイライラかなと思う。
礼は、周囲の友人(というか先輩?)に、「自分の愛が相手に伝わっているのかは分からないけど、逆に相手の愛をきみは受け取っているのか」「相手の『気持ち』は見えないけれど、してくれた『行動』は見える」というアドバイスを受け、きちんとそれを受けとる。相手の愛を受けとる、って意外と難しいんじゃないかな。言葉で「好きだ」といってくれない人の愛を受けとる、信じる。思い上がりにならず卑屈にならず。
実際、エドの礼に対する執着と溺愛っぷりはこちらにはスケスケでキャー

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2018年8月26日
読了日 : 2018年8月26日
本棚登録日 : 2018年8月26日

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