ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。 (100周年書き下ろし)

著者 :
  • 講談社 (2009年9月15日発売)
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本棚登録 : 3227
感想 : 609
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これは女性だからこそ書ける小説だなあと実感した。
女同志の友人関係の微妙な心持ちとか2組の母娘の関係を通して描かれている脆さとか愛しさとか。
共感できるだけに読んでいてあんまりいい気分にはならなかった。
でもラストへ向かう後半は一気だった。
あまりにも辛いラストのチエミ。
でも救いはあったのかもしれないとも思う。
ゼロハチゼロナナ・・・・の意味は最後の最後に分かります。
中盤の中だるみの割に余韻が残りますね、これ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 辻村深月
感想投稿日 : 2012年10月18日
読了日 : 2012年10月18日
本棚登録日 : 2012年10月18日

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