様々な女性作家たちが10代の心模様を描いた短編集。
・『神様のタクシー』(角田光代)
・『狐フェスティバル』(瀬尾まいこ)
・『春休みの乱』(藤野千夜)
・『イモリのしっぽ』(椰月美智子)
・『ハバナとピアノ、光の尾』(野中ともそ)
・『Inside』(島本理生)
・『一実ちゃんのこと』(川上弘美)
十代の自由奔放さゆえの愚かさとか感情の微妙さとか、
なんだか忘れていたものを思い起こさせてもらったような気がする。
箸が転んでも可笑しい、かと思ったら些細なことがこの世の終わりのように思われたり
とても不安定な思いに揺れる女の子たちが微笑ましい。
中でも角田さんと瀬尾さんと島本さんの短編が良かった。あと川上さんのも笑えた。
相変わらず視点が妙だわ~とほくそえみながら。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
アンソロジー
- 感想投稿日 : 2011年5月25日
- 読了日 : 2011年5月25日
- 本棚登録日 : 2011年5月25日
みんなの感想をみる