詩人のための宇宙授業ー金子みすゞの詩をめぐる夜想的逍遥

  • JULA出版局 (2018年12月10日発売)
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感想 : 5
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すばらしい。

誕生日が一日違い、苗字も一文字違い。研究や趣味は及ばないレベルだけれど同じという佐治先生の本。知ることができてよかった。

詩を、こんなにもステキな見方をする物理学者がいるだろうか。哲学、物理学、文学、音楽、天文学、数学、量子力学、すべてに精通する佐治先生だからこそ。すごいや。

詩や絵本は、すぐ読めるようで、いろんな見方を持ってると、ぜんぜん読めない。ぼくは、その見方をメガネだと感じている。哲学メガネ、文学メガネ、恋愛メガネ、ひとりひとりのメガネは、ちがう。でも、そこに気づき、知識を広げれば、人生は豊かに、味わい深くなる。

金子みすゞさんの新しいメガネをかけられて、激しく感動している。

学校の図書館に置きたい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 詩集
感想投稿日 : 2019年9月3日
読了日 : 2019年9月3日
本棚登録日 : 2019年9月3日

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