すばらしい。
誕生日が一日違い、苗字も一文字違い。研究や趣味は及ばないレベルだけれど同じという佐治先生の本。知ることができてよかった。
詩を、こんなにもステキな見方をする物理学者がいるだろうか。哲学、物理学、文学、音楽、天文学、数学、量子力学、すべてに精通する佐治先生だからこそ。すごいや。
詩や絵本は、すぐ読めるようで、いろんな見方を持ってると、ぜんぜん読めない。ぼくは、その見方をメガネだと感じている。哲学メガネ、文学メガネ、恋愛メガネ、ひとりひとりのメガネは、ちがう。でも、そこに気づき、知識を広げれば、人生は豊かに、味わい深くなる。
金子みすゞさんの新しいメガネをかけられて、激しく感動している。
学校の図書館に置きたい。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
詩集
- 感想投稿日 : 2019年9月3日
- 読了日 : 2019年9月3日
- 本棚登録日 : 2019年9月3日
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