やっと近くの図書館で出会えた!
奇想ホラーの名手・乙一を筆頭に、
感涙ラブコメの中田永一、異色ホラーの山白朝子、
そして'10年以降沈黙を守っていた越前魔太郎、と鬼才4名が揃い踏み、幻夢の世界を展開する。
そしてその4名を知る安達寛高氏が、それぞれの作品を解説。
↑↑↑と、これは「Amaz○nの本の説明」より
乙一さんの1人アンソロジー
解説の安達寛高氏なる人も乙一さんだとは知りませんでした!
愛すべき猿の日記 ┈┈┈乙一
山羊座の友人┈┈┈┈乙一
宗像くんと万年筆事件┈┈┈┈中田永一
メアリー・スーを殺して┈┈┈┈中田永一
トランシーバー┈┈┈┈山白朝子
ある印刷物の行方┈┈┈┈山白朝子
エヴァ・マリー・クロス┈┈┈┈越前魔太郎
青春もホラーもミステリーもキュンも
どれもいいな、どれも好きだな
だけど1番好きだったのは
『エヴァ・マリー・クロス』
最初から最後までずっと背筋がゾワッとする感じ。主人公の雑誌記者の好奇心と一緒、進む先に恐ろしい事が待っているのはわかっているけれど後戻りできない。
「人体楽器」なんて怖いワードなんだ
そんな不気味な世界観が好きな感じだった。
『トランシーバー』読むのは2回目なのに やはり泣いてしまう〜。震災で妻と息子を亡くしボロボロになった男。息子の形見オモチャのトランシーバー。泥酔した日にトランシーバーから聞こえてくる息子の声は幻聴なのか…。最後の最後の娘が発したセリフにハッとしてグッときた(上手く言葉にできなくてトシちゃんになる)
もうひとつの山白朝子作品はグロい、いい。
某研究所のプロジェクトチームが 3Dプリンターで印刷しているものとは何なのか。それを焼却する仕事をしていた小野寺だが、中身を知った時…。
それは病む!
『宗像くん』と『メアリー・スー』
主人公がヒーローと出会い 成長していく姿がいいなぁ。『メアリー・スー』のヒーローは齋藤ロビンソンだと思ってる!鳥の巣頭のブレない彼女、齋藤ロビンソン!
さて、『山羊座の友人』の漫画版を漫画アプリで読めるようなので さっそく読み始めよう!ワクワク。
図書館予約していた『沈みかけの船より、愛をこめて』も受け取りに行くのだ!ワクワク。
- 感想投稿日 : 2023年7月22日
- 読了日 : 2023年7月22日
- 本棚登録日 : 2023年7月16日
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