日本初の女性潜水士『海蝶』となった忍海愛の成長の物語。
中学生の時に母親を東日本大震災の津波で亡くした愛。
いまだに行方のわからない母を探すために潜水士となった愛は、母と同じ名前の巡視船「ひすい」の甲板に降り立つ。「ただいま、お母さん」
父の正義、兄の仁も優秀な潜水士という海保一家で、愛は父と兄から潜水士になることを猛烈に反対されていた。 また母が震災で亡くなったことをきっかけに父と兄が口をきかなくなった。
海上保安庁の精神『正義仁愛』を名前で体現している忍海一家の絆は母を亡くしてから 切れそうになっている。
そんな中、初潜水作業でミスを犯し生死をさまよった愛は……。
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吉川英梨さん、ご自身が海蝶でしたか?と聞きたくなるくらいの作品! 『海の教場』も読んだし、梶永正史さんの『ウミドリ』も読んでたから なんか海保についてめちゃくちゃ詳しくなった気分。
そして今回もなぜ旦那さんの起きている時間に読んだのか?! もう!もう!お兄ちゃんと愛が本音で喧嘩するシーンでヤバい!泣くのバレたくない!って必死にこらえて笑
なのに残り四ページでもうダメだった
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ドラマとか映画のラストシーンでありそうありそう、とか思ってるのに 涙と鼻水が勝手に笑
あんなん泣くしかないでしょう。
「女であること」「津波のトラウマ」
《海を憎んだまま潜るな》という父の言葉
愛は乗り越えることができるのか。
あと八潮ね。もう好きにならざるを得ない
笑うと見える八重歯とか…
はぁぁ 好き( ᵒ̴̶̷̤ ᵒ̴̶̷̤ )♡
- 感想投稿日 : 2023年12月7日
- 読了日 : 2023年12月6日
- 本棚登録日 : 2023年12月4日
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