奈良シリーズ2作目
執念よねぇ。奈良といえば執念よねぇ。
大量に不法投棄された産業廃棄物が引き起こした黒部山の土砂崩れ。行方不明が1人。産廃による業務上過失致死として捜査が開始される。そこで名前が上がった人物。それは16年前、黒部山の産廃最終処理場計画の反対派が殺された事件で容疑者として奈良と小山が追っていた人物だった。16年前は容疑者を逮捕できず事件は迷宮入り。今回こそは…!
絶対に犯人を捕まえる!
被害者とその家族の無念は必ず晴らす!(なんか「捜査一課長」内藤剛志の決めゼリフみたいになっちゃった笑)。前回同様の地道な捜査と熱い想いよ!!
今回の注目ポイントは奈良の「かわいさ」ですね。16年前の新人時代、小山の下で初めての殺人事件に奮闘する奈良。車のチェーンの付け方を間違えて小山に「バカたれ」と言われている奈良。かわいい。
土砂崩れで行方不明になった女性の孫、壮真。壮真に1番懐かれているのは自分だと思っている奈良。かわいい。46歳になり涙脆くなってる奈良もいい。
16年前の事件の回想シーンは「なんだよ〜、小山にスポット当てるのかよ〜( ・̆༥・̆ )」と思いましたが、それも奈良のかわいさを引き立てる為の小山だったんですね笑
【虚心】とは、わだかまりを持たない心。先入観を持たない、すなおな態度。
最後まで 事件の真相がわからなかったわたしには【虚心】がなかったのですね。小山と一緒でʅ( ・᷄֊・᷅ )ʃ
☆マイナス1の理由は 今回も容疑者 参考人の人数が多くて「あれ?これ誰だっけ?」となったこと。いや、これは私の脳みその小ささの問題なので 他の方は楽しく読めるでしょう。
- 感想投稿日 : 2023年10月5日
- 読了日 : 2023年10月5日
- 本棚登録日 : 2023年10月5日
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