サリンジャー『ナイン・ストーリーズ』の柴田元幸訳。
タイトル通り9篇の短編から成るが、とにかく頭の痛くなる作品でお世辞にもすばらしいとは思えない。3篇目くらいでうんざりしてこない人はいないのでは。
村上春樹をひどくこじらせたような文体で、スイーツな頭の人物たちが全然噛み合ってない話をしてたり(これが無性にイラつくのだw)、狂った人物が出てきて訳のわからないことしたりして、筋も幕切れも意味不明で唐突なものばかり。
特に『キャッチャー・イン・ザ・ライ』が好きな人が読むとギャップに苦しみそう。
さっぱり訳がわからなった作品。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2013年8月26日
- 読了日 : 2013年8月26日
- 本棚登録日 : 2013年8月26日
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