おもちのきもち (講談社の創作絵本)

著者 :
  • 講談社 (2005年12月17日発売)
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本棚登録 : 1697
感想 : 139

今日は、たごさくさん家のお餅つき。
今のところは大事に床の間に飾られている鏡餅ですが、
人間に食べられていく「兄弟」たちを見て怖ろしくなり、
家から逃げ出します。
そして、走って走ってお腹がすいた鏡餅は、
ふとあることを思い付きます。

鏡餅の大脱走劇は、シュールな展開を迎え、
そして突然終わりを告げます。
前半は、「おもちのきもち」を知って
なんだか申し訳なくなったけれど、
後半の幸せそうな鏡餅の笑顔を見て、
お餅を美味しく食べる「人間のきもち」も
ちょっと分かってもらえたのかな?って思います。

私たちは「餅はつきたてに限る!」なんて言うけれど、
餅たちの間では今後こう言われるんだろうなぁ…
「逃げるなら、つきたてに限る!」
(というか、つきたてしか無理っ!)

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 絵本
感想投稿日 : 2013年12月27日
読了日 : 2013年12月27日
本棚登録日 : 2013年12月27日

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