著者の、伝えたいことは以下に尽きると分かった。
センスというのは、
育ってきた生育環境や先天的な遺伝子など、生まれた時に有無がある程度分かれる。
この本を読むまで、
強ち数%は先天的な宿命は、影響するか、そう思うこともあった。
けれど読んで、この命題は偽だとわかった。
圧倒的に生まれた環境である程度、天井の高低差はあるのは事実だけど、理想のセンスは後天的な学習でリカバリー出来ることを改めて実感。
世界の片隅にいる冴えない人間の自分にも、勇気が湧いてくる本でした。
周りがセンスの良いひとを見て、いやぁ語彙力ないから文章のセンスわたしにはないわ」
そんな反応にいつも違和感があった。
センスとは、いかに学び得た気づきの量と実体験の場数(失敗の量=トライ&エラーを繰り返すたびに、反省から改善点に気づける)と素直に取り入れるスポンジのような心から磨かれていくのでは?
そうモヤモヤしてたけれど、とても明確に腑に落ちる読了感でした。
私もこの世界のたくさんの素敵な方々のセンスをお手本に、改めてゼロから学びたい。
誰だってどんな職種であれ、初めは生まれたての子鹿のように、知る、学ぶことから始まるのに。
いつの間にか、慣れてくると、赤ちゃんの頃の記憶が薄らいでいってしまうから、思い立った頃には順応性が弱る年齢で、はじめの一歩を踏み出せなくなってしまう。
センスの良いひとを見て、
あ、わたしには無理。次元が違う
ではなく、
とても素晴らしい。どうやって身につけたんだろう?今度体験談聴いてみよ。
そんな素直な気持ちとひよっこ精神を忘れずに、未経験分野も、いまは高い壁だけど、登れた先の気持ち良さをイメージしながら頑張っていきたいな。
まだまだ知らないこと学ぶ必要があることが多すぎる。
自分の無知を自覚して、楽に生きられるようにセンス磨いていこうと改めて思えました。
貴重な気づきに感謝。
きっとこの本の語りは、「終わりなき旅」by Mr.Children
の歌詞が代名詞かもしれない。
生きるためのレシピはないけれど、いまこの瞬間もチャレンジの扉は誰にでも開かれている。
恐れずにノックしていきたい。
知識を知識のまま、頭に留めさせず、学びを実践で活かせるように。
まずは料理とアロマセラピーのセンスに磨きをかけていこう。
- 感想投稿日 : 2024年2月15日
- 読了日 : 2024年2月15日
- 本棚登録日 : 2024年2月15日
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