空ろの箱と零のマリア5 (電撃文庫 み 8-10)

著者 :
  • アスキー・メディアワークス (2012年7月10日発売)
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本棚登録 : 204
感想 : 9
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待望の新刊、とうれしさがこみ上げてくるこの作品。前回の話しほとんど覚えてなかったけど問題なく読み進められた。4巻の次点で主人公の成長?っぷりに驚かされたけど、っていうかあれは成長と言うより変化だった。今回は更に主人公の変貌振りに驚かされた。そして話の内容も最近の話題にタイムリーだったので胸を打たれる台詞や、色々と考えさせられたりもした。「相手を傷つけてもいい相手、だと思うことで自己正当化するなよ」という台詞に軽く衝撃を受けてしまった。当たり前のこと何だけど改めてこう文章で言われると、自分もそうした日常で、こいつなら傷つけても大丈夫だといった心理状態になっていたんだなと反省。傷つけられて平気な人なんていないし、どんな人であっても傷つけてはいけないんだと、この本を読んでそんな当たり前だけど現代人が忘れてそうなことを再認識した。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 電撃文庫
感想投稿日 : 2012年7月26日
読了日 : 2012年7月10日
本棚登録日 : 2012年7月10日

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