ハードボイルドとまでは行かないけど、バイオレンス感ある人情お仕事小説。
「多田便利軒」と似ているというか、バディなとことか、やたら損を被るというか最後お人好しなとことか、結構深めな傷抱えているとことか。
最初の依頼をした女傑が最後にこう出てくるのかーっと、残念な意味で意外性があるのが、話としては面白かった!
圭介くんのトラウマも、予想通り過去の虐待で。
というか、DVやモラハラ、子供の虐待や洗脳と、なかなかに重い題材持ってきてるんですよね。
割とほのぼのする小説や、人情が前面に出てる話を書く作家さんだと思ってたので、ここまで痛い感じにするのが意外でした。
弁護士の馬淵さんとか、明らかに正義の側にいる人が出てくることでギリギリ救われるけど、読む人によってはしんどいくらいに社会問題が噴出してる小説です。
最後はハッピーエンドで終わってるので、続編があるなら読んでみたい。
まぁ、どんどんバイオレンス感増しちゃうんでしょうけど。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2022年9月12日
- 読了日 : 2022年9月12日
- 本棚登録日 : 2022年9月12日
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