帝国大学在学中の1891年から最晩年の1902年までの膨大な随筆のうち、僅か29編を選び抜いたエッセイ集。子規の文筆の変遷と、その間に一貫した諧謔精神をたどれるようになっている。編集・解説は阿部昭氏。私には、同氏が『短編小説礼賛』で綴ったモーパッサンらの作品案内が印象に残っているが、本書もそれと同様、すぐれた子規案内だと感じた。
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- 感想投稿日 : 2022年4月22日
- 読了日 : 2022年4月1日
- 本棚登録日 : 2022年4月2日
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