『断腸亭日乗』を磯田光一が抜粋したもの。上巻は1917~36年。社会を斜めから捉える眼差しは当初から一貫しているが、満洲事変以降になると、「日本現代の禍根は政党の腐敗と軍人の過激思想と国民の自覚なき事」(36年2月14日条)というように、社会批判がより目立つようになる。『濹東綺譚』の創作過程をクライマックスとして、下巻に続く。
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- 感想投稿日 : 2019年7月31日
- 読了日 : 2019年7月30日
- 本棚登録日 : 2019年7月31日
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