生まれる森 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (2007年5月15日発売)
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本棚登録 : 1253
感想 : 124
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大学での初めての夏休みを描いた本作、高校卒業間際にしでかしたことで気持ちの整理がつかぬまま、日常を続ける主人公。
どこか危うげな彼女を読者は見守るしかないが、読者の年齢、性別によって見守り方が大きく違ってくると思う。
キクちゃんの立場だったり、キクちゃんのお兄さんだったり、お父さんだったり、もしかするとサイトウさんだったり。
感情移入はそれほど深くはなかったが、寄り添って見守る・・・そんな感じであった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2016年12月13日
読了日 : 2017年1月22日
本棚登録日 : 2016年12月9日

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