アイルランドの薔薇 (光文社文庫)

著者 :
  • 光文社 (2004年9月10日発売)
3.56
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本棚登録 : 849
感想 : 128
5

みるからにアイルランドの情勢や近隣国との政治の話を想像させるタイトル、個人的には敬遠しがち
とりあえず本格推理と書いてあるので手に取る

巻頭の登場人物リストにはカタカナがずらりと10人以上でニックネームも別にあるんかーい

開始数十頁はリストを何度も見ながら把握しなければならなかったが、難点はそれくらいかな
総合的な評価は星5なので

いざストーリーを読み進めると本格ミステリ
フーダニットとホワイダニット+暗殺者は誰なのか
黙っていいねを3回押す

「会釈」は露骨なキーワードだなと思ってたらしっかり作者の罠にハマっていくー
となると暗殺者は〇〇だなと、こちらは正解
種明かしもオシャレだわ
完敗に乾杯
やかましわ

真犯人と動機は当てられずもフェアな解法で満足

幕間にアイルランドの歴史についての講釈パートがあるが、眠くならない適量かつ分かりやすい内容

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年12月10日
読了日 : 2023年12月10日
本棚登録日 : 2023年11月14日

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