大村智物語: ノ-ベル賞への歩み

著者 :
  • 中央公論新社 (2015年11月27日発売)
4.00
  • (5)
  • (10)
  • (5)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 80
感想 : 19
4

2015年にノーベル生理学・医学賞を受賞した大村智博士の普及版の伝記。
研究者としてはもちろん、人間としてすごい人だな、という感想しか出てこない。家族をはじめ、人に恵まれたのが飛躍の要因になっていると感じた。人との出会いは大事である。
大村博士の教師をしていた母の「教師たる資格は、自分自身が進歩していることである」という言葉と、それをずっと心に留めてきた大村博士の姿勢が心に響いた。
大村博士は、努力すれば必ず報われるということを体現する人物であり、本書はまさに多くの子どもに読ませたい伝記である。
ただ、伝記として、ちょっと誉めすぎではないかという気はした。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2017年4月1日
読了日 : 2017年3月31日
本棚登録日 : 2017年4月1日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする