2015年にノーベル生理学・医学賞を受賞した大村智博士の普及版の伝記。
研究者としてはもちろん、人間としてすごい人だな、という感想しか出てこない。家族をはじめ、人に恵まれたのが飛躍の要因になっていると感じた。人との出会いは大事である。
大村博士の教師をしていた母の「教師たる資格は、自分自身が進歩していることである」という言葉と、それをずっと心に留めてきた大村博士の姿勢が心に響いた。
大村博士は、努力すれば必ず報われるということを体現する人物であり、本書はまさに多くの子どもに読ませたい伝記である。
ただ、伝記として、ちょっと誉めすぎではないかという気はした。
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- 感想投稿日 : 2017年4月1日
- 読了日 : 2017年3月31日
- 本棚登録日 : 2017年4月1日
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