最後のプルチネッラ (Style-F)

著者 :
  • 富士見書房 (2008年4月3日発売)
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本棚登録 : 287
感想 : 40
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転生を繰り返す道化の物語と最後のプルチネッラを目ざす二人の少年の物語が交互に交差しながら、それ自体が物語の中に取り込まれるような複雑な構成。しかも人物が生き生きとして、舞台となったナポリの一大叙事詩となっている、素晴らしいファンタジーと実話のミックス、脱帽です。特にシャム双生児の悪魔の修道士フラ・ディアボロの挿話が好きです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ファンタジー・SF
感想投稿日 : 2013年1月31日
読了日 : 2013年1月31日
本棚登録日 : 2013年1月29日

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