本を読む人のための書体入門 (星海社新書)

著者 :
  • 星海社 (2013年12月26日発売)
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本棚登録 : 491
感想 : 48
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印刷物に使用できる書体、つまりフォントをテーマにした本書。
新聞、漫画、広告など幅広く取り上げ、様々なフォントを例に挙げているので内容的にも視覚的にも興味深い。
ドラゴンボールの冒頭に見るタンコイン、水曜どうでしょうのテロップ…文字の表現する力と効果は絶大で、意識しなくとも確かに自分のなかにフォントから得る情報が刷り込まれている。長い時間ひとの手を渡ってそのイメージが作り上げられてきたと思うと奥が深い。

~memo~
・書体を「見分ける」とは、文字の中に記憶を見いだすことである。
・文字は記憶を読む装置である。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 新書
感想投稿日 : 2014年10月22日
読了日 : 2014年4月20日
本棚登録日 : 2014年2月20日

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