「小説とは」、「文学とは」ということを明治の文豪達とともに高橋さん共々読者も考える作品。作家たちが時代の条件の中で、何を感じ、行動したのか、資料と高橋さんの想像を交えながら描かれる。斬新な手法に最初はびっくりだったが、現代に置き換えることで、当時の彼らの立ち位置がよりわかりやすく理解できたように思う。大逆事件に対するそれぞれの反応、「こころ」のKを啄木とする説は特に興味を惹かれた。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2012年1月1日
- 読了日 : 2012年1月1日
- 本棚登録日 : 2012年1月1日
みんなの感想をみる