隣りの庭 (ラテンアメリカ文学選集 15)

  • 現代企画室 (1996年10月1日発売)
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本棚登録 : 43
感想 : 5
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スペイン亡命中の、チリ人小説家の中年男が主人公。

彼がぶつかる問題-ラテンアメリカブームに乗っているほかの作家たち(カルロス・フエンテス、ガルシア・マルケス・・・)への僻みや、祖国の病気の母親への不安や、息子や妻、編集者への不満などを、たらたら並べているような小説でした。
退屈で、何度も途中で読むのやめようかと思いました。

最終章はどんでん返しだけど、あれ、必要かなぁ。あのどんでん返しがあってもなくても・・・って感じでした。

タイトルの「隣の庭」ですが、隣の芝生は青い、とかいう慣用句からとられているのかな?
情けない男の独り言のような小説は、嫌いではないですけどね。

次は「夜のみだらな鳥」を読んでみます。

El jardín de al lado

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: スペイン、ラテンアメリカ関連
感想投稿日 : 2010年3月5日
読了日 : 2010年3月8日
本棚登録日 : 2010年3月8日

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