スペイン亡命中の、チリ人小説家の中年男が主人公。
彼がぶつかる問題-ラテンアメリカブームに乗っているほかの作家たち(カルロス・フエンテス、ガルシア・マルケス・・・)への僻みや、祖国の病気の母親への不安や、息子や妻、編集者への不満などを、たらたら並べているような小説でした。
退屈で、何度も途中で読むのやめようかと思いました。
最終章はどんでん返しだけど、あれ、必要かなぁ。あのどんでん返しがあってもなくても・・・って感じでした。
タイトルの「隣の庭」ですが、隣の芝生は青い、とかいう慣用句からとられているのかな?
情けない男の独り言のような小説は、嫌いではないですけどね。
次は「夜のみだらな鳥」を読んでみます。
El jardín de al lado
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
スペイン、ラテンアメリカ関連
- 感想投稿日 : 2010年3月5日
- 読了日 : 2010年3月8日
- 本棚登録日 : 2010年3月8日
みんなの感想をみる