今まで読んできた資料類の中で、疑問に思っていた書籍・箇所が
名指しで「そうじゃなくてこうでしょう」と描かれていて、すごくすっきりした。
一番「この解釈は面白い」と思ったのは、
近藤勇が天狗になった、と土方さんや沖田さんが言っているというのが、
大抵は近藤さんが調子にのりやすいタイプだったから、慢心したんでしょう
みたいに書かれていたんだけど、それが
「いや、天狗と言えば、芹沢と言えば水戸の天狗党でしょう?」
と言うもの。
だって、慢心したからなんとか言って下さい、って騒ぐだけ騒いで自然消滅。
なんていうのは可笑しいでしょう。
天狗党って話だったら確かに納得がいくかもしれない。
あと、勝さんに近藤さんの助命嘆願に行った土方さんの話とか。
いろいろと興味をもって読めました。
比較的発行年が新しい本だから、というのもあるけれど、
新しく且正解なのでは、と思わされる解釈が多く、勉強になりました。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
史料
- 感想投稿日 : 2010年5月6日
- 読了日 : 2005年10月7日
- 本棚登録日 : 2005年10月7日
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