黄金の島

著者 :
  • 講談社 (2001年5月1日発売)
3.22
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本棚登録 : 218
感想 : 18
4

中々ハードボイルドな、血腥い感じでした。
読む本読む本、いろんな職業の人がいて、いろんな世界観があるのが凄い。
結構作家さんて、自分の考えが入ってどのシリーズを読んでも
似ている世界観や人間が出てきたりするものなのですが。
大体、自分の経験していない職業の人を書こうと思ったら、
その職業のことからまず調べないといけないわけで。
真保さんの取材力にはびっくりです。

ラストの方はちょっと悲しかったけど、いや、大分悲しかったけど。
でも安易なハッピーエンドじゃない分、これが真実という気もした。
読んだ後もなんとなく、海上で浴びた雨みたいに肌に残る感じの小説でした。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2010年4月27日
読了日 : 2006年1月13日
本棚登録日 : 2006年1月13日

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