sayaさんの感想・レビュー

宇宙兄弟(30) (モーニング KC)

著者 : 小山宙哉

• 講談社 (2017年1月23日発売)

毎話怒涛の展開を見せる中では比較的柔らかなストーリーだった30巻。

以下ネタバレあります。



前の巻でドキドキしていたエディとむっちゃんのピンチは
比較的あっさりと解決してくれて一安心。

遂におもちゃの宇宙飛行士が並んだところはやはり嬉しく、
気を遣ってあげるむっちゃんも素敵。
日々人の足跡を見つけるむっちゃん。

そしてそこからの遂にコスモノートを目指していた日々人に
話がクローズアップという流れは、淡々としていつつも力強く感じます。

あの時の日々人の足跡と、あの時むっちゃんが日々人の性格を考えてNASAにした助言。
その後で二人がした約束。
エディとブライアンに対比して、2人のおもちゃが同じ場所に立って月を見た30巻。
この先約束通り、むっちゃんと日々人が2人で
いつか、生きて一緒に月面に立つ日を思うと、静かながらも心震える
話運びの巻でした。

感想投稿日 : 2017年1月26日

読了日 : 2017年1月23日

本棚登録日 : 2017年1月26日