京都のものではないが、筍の刺身は私も頂いたことがある。
驚くほど美味しかった。鮮度がなによりのご馳走。
本当にそのとおりだと思う。
おじゃこを炊き立てのご飯にのせて
スタッフさんに出してあげたエピソードは
ふんわりしていてほっこりする。とても素敵。
おもてなしの心とか、シンプルイズベストとか
そんなことを考える。
豆腐の章で、
うまくない小さな店は潰れる。
うまくないのに潰れたくない店は大きくするから
うまい店は小さい店を探せば良いというのは名言だなと思った。
豆腐店だけでなく、いろんな場合にも言えることだと思う。
雛飾りは、京都出身の母がだしてくれたので
旧暦では祝わなかったものの、お内裏様とお雛様の位置は
本にあったとおり。
東側の人間によく「間違ってる!」「逆だよ!」と頭ごなしに言われて
不愉快な思いをしたものだ。
やさしさは知識から。特性や物語を知るところから。
私もまったく同感である。
室礼という言葉も良い言葉。
美意識は緊張感が育てる。
凛とした空気を纏うことは美しい。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
エッセイ・旅行記
- 感想投稿日 : 2012年2月25日
- 読了日 : 2012年2月24日
- 本棚登録日 : 2012年2月24日
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