6編収録されているが、内3つがデュアル文庫で刊行されたものの再収録。
残りも書き下ろしではなく、雑誌連載分の収録となる。
事情が事情だから仕方ないとは思うが、デュアル文庫持っている古参ファンとしてはちょっと微妙な気持ち。
芥川が好きだったので他の話も読めて嬉しいが
胡藤も好きなのに出てこないし、芥川とのキャラ付けが曖昧に感じた。
世界観としては好きな方。
やりたい放題、気持ち悪く書く、という筆者の試みが
そのまま出ているし、嵌まっていると思う。
冴子さんが思ったほど活躍しないように思えた。
というか、いまいちファウスト解体は個人的には理解し辛かった。
ただ、鳴木さんは嫌いではない。
実際に目の前にいたら仲良くなれるかは微妙なところだが
本を書くということについての態度や思想は共感出来る。
あとがきで、ナルキ=成木≠若木と書いてあったが
どちらかと言うと若木先生は、白鷺より鳴木なのではないかと思った。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ラノベ
- 感想投稿日 : 2011年6月22日
- 読了日 : 2011年6月22日
- 本棚登録日 : 2011年6月21日
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