一応実用書と銘打ってはいるが、これを手本にして急に書くのは難しいだろう。技術の全てを網羅しているわけではない。しかし、それがしたいならそれこそ文中で紹介されてるようなハリウッド式脚本の手引き書を買えばいいのだ。腐るほど出てるから。おそらく、これが果たすもっとも初期の役割は、そんな実用書を読んだこともなく、また勉強もしたことのない(僕のような)人間が消化すべき課題なのだろう。○○志望とプロの間に横たわっているのは深くて暗い川ではなく、段階を踏んだハードルだとしたら、恐らくこの本は最初のハードルを越えるのに役立つ。そして、何事であろうと一番大事なことは初歩の初歩で語られているのだ。惜しむべくは、前半と後半でその難易度が急激に変わってしまっていること。素人の僕としては前半の創作心得みたいなのをずっと読んでいたかったのだが、まあ、どちらかに絞った方が読みやすかったのは僕の中での感想。
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- 感想投稿日 : 2014年3月28日
- 読了日 : 2014年3月28日
- 本棚登録日 : 2014年3月28日
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