二つの祖国(四) (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (2009年9月14日発売)
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本棚登録 : 864
感想 : 45
5

東京裁判は判決を迎える。
賢治の愛した梛子にも不幸な運命が待ち受ける。

3巻から引き続き東京裁判に翻弄されました。
判決の重さ、その判決を通訳として言い渡すことになった賢治の苦悩。
梛子との別れ、家族との不和、そして東京裁判、それらが賢治を壊していく。
日系二世としてアメリカに忠誠を尽くすも、日本人としても心を強く持ってしまった賢治には、余りにも酷な運命でした。

衝撃のラスト、賢治の選んだ最後が悲しい。
まだ幼いアーサーが心配です。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2019年4月15日
読了日 : 2019年4月15日
本棚登録日 : 2019年4月4日

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