父と義父から虐待を受けていた憂。
事故で娘を亡くした比奈子。
双子の弟と共に悪の道へ踏み出してしまった兄銀河。
不幸に見舞われた3人が目指したのは、10年に1回だけ現れるという幻の池だった。
登場人物に1人も幸せな人がいない。
特に憂の不幸は極めつけ。
なんで憂なんて名前をつけたんだろうと思っていたら、その経緯までもが不幸そのもの。
いろんな親がいて、いろんな今年がいる…。
そうではあるけど、でも、親はしっかりしないと。
子供にとって親が全てなのだからとモヤモヤしました。
比奈子のお母さんの立場もなかなか難しい。
彼女はどうするのが正解なのでしょうか。
あのような事故はきっと他にもあるはず。
お母さんのとる行動としては、何が正解かを考えてしまいました。
最後に救いがありホッとしましたが、良いイメージの持てないというところで印象に残る作品でした。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2019年3月22日
- 読了日 : 2019年3月22日
- 本棚登録日 : 2019年3月17日
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