スーパーマーケットにおける「安さとは何か?」を教えてくれる本。
まずは「安さとは何か?」。他店の同じものより低価格であるか、他店の同じ価格の商品よりも品質がよいか、どちらかである。明解である。
二点目は、スーパーマーケットとは、原理的には“安さが売り”な店のことではない、という驚くべき指摘である。
付加価値の一つとして安さがあり得るが、要は普段使いの食品をタイムリーに、便利に提供することが本質だという。
もう一点は、「日本ではそもそもなぜ物価が高いか」の原因追及である。
曰く、「規制」(行政が正しい競争を阻害している)、「一極集中」(「道路」はすなわち東京への道である)、「法人」(とくにバブル期に顕著に見られた、「社用」の料金体系)の3つがそれであるという。
よくぞ言ってくだすった、という感じである。
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カテゴリ:
ビジネス
- 感想投稿日 : 2019年6月13日
- 読了日 : 2008年3月3日
- 本棚登録日 : 2008年3月3日
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