日本スーパーマーケット創論 内食提供ビジネスのマネジメント

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  • 商業界 (2006年5月9日発売)
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感想 : 1
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仕事の本を読んでエキサイトした、つーのも久しぶり。

著者はサミットストア(現サミット)興隆の立役者で、食品流通業界の偉い人。

まず、スーパーマーケットとは何か?を「具体的に」定義する。
スーパーとはつまり、「住環境の近くにあって普段のおかずをワンストップで提供する」社会的機能である。

定義(共有できる旗印)ができると、仕事のカンどころが見えてくる。

すると、
・「安売り」の誤解を解け
・「職人」を排除せよ
・「本部」と「店舗」の役割を知れ
などの課題が、テクニック論ではなく浮かび上がる。

これら課題に沿って、「頭」はどう創る、「骨格」はどう、「神経系」はどう…と説き明かしていくのがつまり「創論」です。

明解、かつ爽快。

テクニックよりも目的・使命がわかると仕事が俄然面白くなる、という好例ですね。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ビジネス
感想投稿日 : 2019年6月13日
読了日 : 2008年2月21日
本棚登録日 : 2008年2月21日

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