主人公のビジネスパートナーが謎の死をとげるところから始まる。この作品の主な登場人物は、もちろんワルもいるけど、みんなクレバーで自立的、ひたむき。きった描かれ方がいいんだと思う。
内容は、劇的な企業買収。企業って何か、誰のものかを考えさせられる。人間臭い企業間の思惑、会話の駆け引き、はったりや揺さぶりあらゆる権謀術数から小細工まで駆使して勝つためにそれぞれが動く。読み手としては責任者の行動力の源が、正義や誠実である側が勝つように感情移入してしまう。移入するのがハゲタカ側と言う、一見矛盾する構図もおもしろい。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2011年9月18日
- 読了日 : 2011年9月18日
- 本棚登録日 : 2011年8月17日
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