宮沢賢治詩集 (岩波文庫 緑 76-1)

制作 : 谷川徹三 
  • 岩波書店 (1950年12月15日発売)
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感想 : 36
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まことのことばはうしなはれ
雲はちぎれてそらをとぶ
ああかがやきの四月の底を
はぎしり燃えてゆききする
おれはひとりの修羅なのだ


青もとい靑の印象が強い詩集。ふと泣ける。言葉の断片が詩集を閉じても浮かんで来てしまう。明るい雨の中のみたされない唇、とか。抒情的な透明感が物凄いと思う。岩波文庫の書体も古めかしくて色っぽくて好い。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: poetry
感想投稿日 : 2011年8月21日
読了日 : -
本棚登録日 : 2011年8月21日

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