風変りな探偵ミステリーだなと思いつつ、読み進めました。
章ごとに、時間軸が前後し、物語の舞台も変わります。
社会の表と裏が描かれ、加害者(だます側)と被害者(だまされる側)が一体化する怖さにハラハラしながらページをめくりました。
物語の世界に入り込み、どんどんページ数は少なくなっていきましたが、もうすぐ終わるというところまできて、突然「はい?」と声が出そうになる瞬間が訪れました。
これまで頭の中で思い描いていた世界やテーマが、ガラッと変わってしまう瞬間です。
もう一度読み返して確認しなくては…と思える作品でした。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2023年3月5日
- 読了日 : 2023年3月5日
- 本棚登録日 : 2023年3月5日
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