(blogからの転載のため文体が違います。注意)
30代半ばで自閉症の診断を受けた精神科医の自叙伝。
自閉症のことをある程度知っていて読むと、深く読める一冊。
親に見過ごされるほどの力をもっている著者。
というよりも、親が隠していたようにしか見えない。
それでも著者はしっかりと生きていた。
が、歯車が突然くるってしまい、自殺未遂に追い込まれる。
彼女を愛したらしい夫とも結局は離婚してしまう。
一度「死」を間近に体験したことで
生きる気力がわいたのか、真面目に自分と取り組んでいる。
あたたかい周囲の人にかこまれながら。
しかしそれは家族ではない。
この本を読んで、
私も確定診断に向かうことにしたんだよね。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ノンフィクション
- 感想投稿日 : 2011年5月8日
- 読了日 : 2011年5月8日
- 本棚登録日 : 2011年5月8日
みんなの感想をみる