無限振子 精神科医となった自閉症者の声無き叫び

著者 :
  • 協同医書出版社 (2011年2月5日発売)
4.05
  • (5)
  • (12)
  • (2)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 77
感想 : 11
5

(blogからの転載のため文体が違います。注意)

30代半ばで自閉症の診断を受けた精神科医の自叙伝。
自閉症のことをある程度知っていて読むと、深く読める一冊。
親に見過ごされるほどの力をもっている著者。
というよりも、親が隠していたようにしか見えない。
それでも著者はしっかりと生きていた。

が、歯車が突然くるってしまい、自殺未遂に追い込まれる。
彼女を愛したらしい夫とも結局は離婚してしまう。

一度「死」を間近に体験したことで
生きる気力がわいたのか、真面目に自分と取り組んでいる。
あたたかい周囲の人にかこまれながら。
しかしそれは家族ではない。

この本を読んで、
私も確定診断に向かうことにしたんだよね。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ノンフィクション
感想投稿日 : 2011年5月8日
読了日 : 2011年5月8日
本棚登録日 : 2011年5月8日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする