ちゃんと、ちくま文庫で全訳を読みましょう。文体も、読みやすくしたつもりでしょうが、壮麗さに欠けます。原書だって、それなりに壮麗です。それから、肝心なところが抜けてます。登場人物リストのところしか読むべきところはありません。「小説のおもしろさ」というものがあるとすれば、細部にしかありませんので、輝かしい細部が「失われた」抄訳というのはいかがなものか。「失われた」細部を「求めて」古本屋へ走りましょう。
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カテゴリ:
文学・思想
- 感想投稿日 : 2005年11月24日
- 本棚登録日 : 2005年11月24日
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