炎の蜃気楼シリーズ(18) 火輪の王国(烈風編) (コバルト文庫)

著者 :
  • 集英社 (1995年12月22日発売)
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感想 : 14
5

満身創痍、孤立無援な高耶さんが痛々しくて…。
千秋との闘いにも心を痛めたけれど、江津湖のシーンは切なくて哀しくて痛ましくて涙が止まりませんでした。
あああああ高耶さん…!
なんでこの人はいつもこんなに過酷な運命を背負わされてるの!

全体的に(というか主に身内の)言葉が足りない。
なんで直接話をしないの。
言葉をかけないの。
いらいら…悶々……。

そんな中、清正の男気は気持ちよかったです。
あの織田を裏切ってまでも、熊本のために闘うって!かっこいい!

清正然り、明智さんも元春さんも、敵将なのに景虎様の身を案じてばかり。
景虎様の魅力って底なし…!

どれだけ追い込まれても、満身創痍でも、上杉に属せなくなっても今度は古城高校の生徒として闘い続ける景虎様。
絶対死なない。
誰にも殺されない。
直江に殺されるまでは…!っていう一心で。
はあ…切ない。
直江、どうにかしてあげなさいよ。
何やってんの、熱にうなされてる場合じゃないよ!(ひどい)
景虎様を救えるのは直江しかいないのに、その直江がそばにいないっていう現状……涙

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2014年9月24日
読了日 : 2014年9月23日
本棚登録日 : 2014年9月24日

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