悪魔とワルツを (マグノリアロマンス)

  • オークラ出版 (2016年7月9日発売)
3.60
  • (0)
  • (6)
  • (4)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 35
感想 : 5
4

MIRAから出ているシリーズの親世代のお話。貧民街で育った伯爵と、勝気な公爵令嬢のヒロイン。伯爵として記憶、さらに自分自身も取り戻していくまでの苦悩が切なく読み応えありでした。ヒロインはデビル伯爵と噂されるヒーローに殺人を依頼するわけですが、やがて噂とは異なり高潔な人物とわかり惹かれていきます。でも彼には妻にしたいと思っているべつの女性がいて…ヒロインの気持ちを思うと切なくて物悲しくて。特に後半の寝たきりの父親に自分の想いを打ち明けるシーンでは胸熱で涙してしまいました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ヒストリカル
感想投稿日 : 2016年8月22日
読了日 : 2016年8月14日
本棚登録日 : 2016年8月22日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする