大草直子のNEW BASIC STYLE:理論派スタイリストが私服で解説! ベーシックがいつも、いつまでも新しい理由 (単行本)

著者 :
  • 三笠書房 (2019年12月28日発売)
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感想 : 6
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*ベーシックな服は、一生素敵。アイテムの更新ルールから、着まわし術まで。大草直子の「考えるおしゃれ」、決定版!all撮り下ろし144コーデ!*

初期のこの方のファッション感にかなりの影響を受け、名著「おしゃれの手抜き」は今でも時々見返すほどのファンでしたが…
なんだか、随分と遠くに行ってしまわれましたね。と言うのが正直な感想です。

確かに、コーディネート自体はとってもお洒落で素敵なのですが、ファッション誌の紙面そのまま。流行モノかつ非日常的なものが多く、‘普通の中年女性‘の参考にはなりそうもありません。
‘普通の中年女性‘は、背中のばっくりあいたニットもライダースジャケットも着ないし、秋冬コーデに素足サンダルも合わせません。
ましてやコートやジャケットは羽織るものではなく、着るものですしね…

そもそも、ベーシックって何でしたっけ?毎年更新しないといけないアイテムなら、一般的にはベーシックとは言わないんじゃ・・・??と甚だ疑問。
私物の小物たちがハイブランドなのは眼福ですが、それも相まって「お金のあるスタイリストさんの着こなし特集」に終始した本に仕上がっています。その視点で読むならお勧めですが・・・大草さんの変わりよう、残念無念です。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: Swingと紅茶の日々
感想投稿日 : 2021年7月29日
読了日 : 2021年7月29日
本棚登録日 : 2021年7月29日

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