確かに、自分語りがしやすい時代ではある。
それが自殺を含め、個人の感情に他者が関わる余地があることの一因なのだろうか。
ドクターキリコ事件、自分は小学生の頃だ。
たぶん、インターネット開設した頃。
ニュースも興味なかったからよく知らない。
確かに、インターネットは生きづらさを感じた人の駆け込み寺と考えられる。
他者と繋がった感覚を、実体験を伴わずに得られるからだ。
DSMを信じ、勝手に病気と思い込む。
これが、本人だけでなく医療従事者にもあると指摘している。
著者は、原因と解決法はケースバイケースを強調しながらも、できる限り解決法を提案する。
これは個人的に好感を持った。
多くの取材を経たことによる著者の迷いが感じられたが、それは決してネガティヴな評価ではない。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
社会科学
- 感想投稿日 : 2014年9月22日
- 読了日 : 2014年9月22日
- 本棚登録日 : 2014年9月16日
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