三島由紀夫の二・二六事件 (文春新書 475)

著者 :
  • 文藝春秋 (2005年11月18日発売)
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感想 : 12
4

長年にわたって右翼思想や北一輝について語り続けてきた著者による三島由紀夫論。

ただ、三島についての記述よりも、出口王仁三郎・北一輝・昭和天皇についての記述のほうが印書に残る。

アウトラインとして読むには良いと思う。

オススメ度 ☆☆☆☆ 4つ

内容(「BOOK」データベースより)
昭和史の分水嶺となった尊皇クーデターに少年・三島が視たものは何か。昭和天皇、北一輝の思念の錯綜をたどりつつ、ルサンチマンの視座から、三島世界を新たに読み換える。

内容(「MARC」データベースより)
「美しい天皇」を恋慕し続けた三島由紀夫。天子になることを夢想した北一輝。ふたりを終生、許さなかった昭和天皇。3人は壮絶な物語を織りなしていく…。ルサンチマンの視座から、三島世界を新たに読み換える!

[目次]
序章 昭和史への大いなる影
第1章 三島由紀夫の北一輝
第2章 二・二六事件と三島由紀夫
第3章 大本教の幻の影
第 4章 北一輝と昭和天皇
第5章 二・二六事件における天皇
第6章 日米戦争と天皇、および北一輝
終章 畏るべき天皇

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 神サマ関連かな?
感想投稿日 : 2010年5月2日
読了日 : 2010年5月2日
本棚登録日 : 2010年5月2日

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