2022年、改めて白本を手に取る。
ペアプログラミング、テストファースト、CI/CDといったプラクティスはもはやエクストリームではない。ペアプログラミングを先鋭化させたモブプログラミングさえそれほど突飛なものではなくなった。
この白本からXPの道を歩み始めた先人たちにとって、先述のプラクティスとXPの価値観は分かち難いものだろう。価値観、プラクティス。そのあいだにかけられた原則という橋が、たしかに存在していた。
2022年現在、プラクティスは現場に根付いている。では原則はどうか?価値観は?
CI/CDは回っている、けれどなぜそうなっているかわからない。ペアプログラミングをやっている、ずっとそうやっていたらしいから。
原則が欠落し、価値観へ到達しない現場がもしかしたら増えているかもしれない。
そんなときこそ、あらためて原点であり頂点である本書を手に取るべきなのだろう。
ソーシャルチェンジは続いてゆく。
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- 感想投稿日 : 2022年7月16日
- 読了日 : 2022年7月16日
- 本棚登録日 : 2022年7月16日
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